2009年4月29日水曜日

鳥越俊太郎の遺言

昨日、「鳥越俊太郎の遺言」を見た。
以前見覚えがあるので、再放送だと思うが、
一番好きなジャーナリストだ。
ガン宣告にも驚いたが、4回の手術を
経過は勿論、手術、切除した部位まで
映像にしている。
生死の境にいる自分自身を映像化することは、
スゴいことだ。
ジャーナリストとはそういうものかもしれないが、
管だらけの状態で、
冗談を言ったり、歌を歌ったりして、
人間的に器の大きさを感じる。
入退院を繰り返す鳥越氏の姿に、
かつて自分が10年間
入退院を繰り返していた頃と重なって見えて
嗚咽しそうになった。

醜くなった姿を誰にも見られたくなく、
見舞客をなるべく 断っていた自分とは大違いだ。

怖くて見られなかった自分の体を
恐る恐る鏡に映した時は、男泣きした。

とはいえ、鳥越氏も一度カメラを
拒否した時期があったようだが、
カメラのない所で涙していたかもしれない。

ガンと戦い続けると宣言した鳥越氏。
4回の手術を乗り越えることは運がいいことらしい。
最後まで戦って勝利して欲しい。

自分が果たして病気と戦っていたか、勝利したのか?
そう思えないが、周囲にはよくがんばったねと言って
いただける方もいる。

どうあれ、今もこうして生きている。

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