昨日、「鳥越俊太郎の遺言」を見た。
以前見覚えがあるので、再放送だと思うが、
一番好きなジャーナリストだ。
ガン宣告にも驚いたが、4回の手術を
経過は勿論、手術、切除した部位まで
映像にしている。
生死の境にいる自分自身を映像化することは、
スゴいことだ。
ジャーナリストとはそういうものかもしれないが、
管だらけの状態で、
冗談を言ったり、歌を歌ったりして、
人間的に器の大きさを感じる。
入退院を繰り返す鳥越氏の姿に、
かつて自分が10年間
入退院を繰り返していた頃と重なって見えて
嗚咽しそうになった。
醜くなった姿を誰にも見られたくなく、
見舞客をなるべく 断っていた自分とは大違いだ。
怖くて見られなかった自分の体を
恐る恐る鏡に映した時は、男泣きした。
とはいえ、鳥越氏も一度カメラを
拒否した時期があったようだが、
カメラのない所で涙していたかもしれない。
ガンと戦い続けると宣言した鳥越氏。
4回の手術を乗り越えることは運がいいことらしい。
最後まで戦って勝利して欲しい。
自分が果たして病気と戦っていたか、勝利したのか?
そう思えないが、周囲にはよくがんばったねと言って
いただける方もいる。
どうあれ、今もこうして生きている。
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