2013年11月6日水曜日

こんなにもおじさんになったのに

眼科の定期検診で、
「これで右目を隠してください」
と言われて、反射的に右手のひらを見た。
自分の行動にゾッとした。

全くの無意識である。

私、幼少の頃、
ミギヒダリが瞬時に判断できなかった。
そこで、母親に

「右の手のひらを見なさい。」
と言われ、手のひらを
必ず見る習慣が身に付いた。

私の右手のひらには、
米粒大のホクロがど真ん中にあるのだ。
幼少の頃より、かなり薄くなったが、
まだハッキリとそれとわかる。

よく隣の女の子に、鉛筆でほじくられたり、
消しゴムで消そうとしたりされたものだ。

もうとっくに、ミギヒダリが
瞬時にわかる人になっていたつもりが、
こんなにもおじさんになってまでも、
ホクロを見てしまうなんて….
という愕然さだった。

もし、タクシーの運転手になってたら、
「そこを右ね」ってお客さんに言われて
手のひら見てたら、危ないやんか!!
なれないけど、ならなくてよかった。

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