真っ白に黒い大きな文字、露出の全くないこの人。
どういう思考をもった人なのか?という興味から
本を手に取った。
“斉藤一人「仕事は面白い」”
口語体でわかりやすい文体だが、
唐突に“みっちゃん先生”だの
お弟子さんと言われる名前が出てきて戸惑うが、
どうも講演を口述筆記したもののようで、
同じ内容が繰り返し出てきたりする。
“神様”というワードがかなりの頻度で出てきて、
信奉者を集めて話しをする場があって、
宗教的な匂いがするが、
いわゆる、教祖的存在ではあるようだ。
天国言葉というのがあって、人を褒めたり、
ありがとうを多く口から発することで、
自ずと環境が変化していくとある。
そうなんだろうなとは思うが、
嫌いな上司にも「感謝してます」って
言ってごらんなんて…
かえって自分を偽っているようで、
ちょっと素直に取り入れずらい。
自分は、信奉者にはなりそうもないが、
結局、この手の本は、取捨選択すれば
いいのではないかと思う。
だが、長者番付に出続けている筆者だけに
なるほどという記述も多い。
筆者は、買った人に損させないように
話しているという。
“よく世間の目を気にするなというが、商売は、
世間の見る目を軽んずれば成功法則から外れる。”
“世間の目が大切なことを一番知ってるのは、
詐欺師や悪人、善人はなまけものが多いから
騙される。善人は悪人より頭を使わなければ
いけない。”
“筋の通らない生き方をしちゃダメ。
「資生堂にお世話になってるけど、
一人さんの化粧品使ってます」
って言う人がいるけど、向こうを使えよって。”
あまり中身を書きすぎると、
売り上げ妨害になるので、
ここまでにするが、
自分が物作りをする時に、
自分の作りたいもの優先したくなるが、
8割か9割は、世間のニーズにあったものを
作る必要があると最近痛感しているので、
再認識することできた。
結局、商売が上手くいかないのは、
自分が魅力的じゃないから、
世間が喜ぶことをしていないから。
自分が魅力的になれば、
仕事も楽しくなってお金も入ってくるということ。
でも、ここの化粧品使ってますって
あまり聞いたことがないなぁ。
若い女性に受け入れられにくい
デザインのような気がするけど、
儲かっているから使ってる人が
たくさんいるんでしょうな。
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