このタイトル、この装丁を書店で見かけた時に、
思わず、懐かしいと叫んで手に取った。
文庫本とあるが一回り大きいサイズで600円!
即買いする。
過去のことを押し出されるように
忘れてしまうワタクシの体質。
基本的に絵本だと記憶していたのに、
そこそこのページ数のドイツの童話だ。
おばあさんは、回すと音楽が流れる
新式のコーヒー引きを
もらって以来、ひなたのベンチに座って
何度もコーヒーを引いていました。
それは、孫のカスパールと
その友達のゼッペルが誕生日のお祝いにと、
作ってくれたものでした。
そこへ大泥棒ホッツェンプロッツが現れ、
コーヒー引きをおばあさんから奪って行きました。
それを知ったカスパールとゼッペルは、
コーヒー引きを奪い返しに行きます。
罠を仕掛けて大泥棒ホッツェンプロッツを
誘い出しますが、逆に二人とも捕まってしまいます。
そのうち一人は、
魔法使いのペトロジリウス=ツワッケルマンに
売り飛ばされてしまいます。
そこで、捕われてスズガエルにされてしまった
妖精アマリリスに出会います。
アマリリスを救うために脱出をはかるが、
カスパールとゼッペルは、
無事脱出できるか?アマリリスを救えるか?
コーヒー引きを取り戻せるか?というお話。
最後まで読んでも、お話に全く記憶なし…、
驚くべき記憶力のなさ。
変装のために、賢いカスパールと
おトボケのゼッペルは帽子を入れ替えるが、
それも後々の伏線になっているし、
よく練られているお話でした。
「大どろぼうホッツェンプロッツふたたびあらわる」
「大どろぼうホッツェンプロッツ三たびあらわる」
の続編もあるので、読んでみようと思う。
おばあさんのつくった
クリームをかけたプラムケーキが食べたくなります。
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