高島屋にて草月流生け花展があり、初出品した。
3週間ほどまえから花屋から花を取り寄せ、試作品を作成した。
ネギのようなフトイという素材で丸い剣山を囲み、
麻ひもを5カ所巻いて止め、竹を表現.....しようと思ったが、
フトイが意外とまっすぐではなく、竹のようにならず、
フトイの先を束ねる事にした。
前面のフトイを数本抜いて中にぎっしり詰まった
千両などの赤い実が水面にこぼれ落ちる作品を
イメージしていた。
しかし、時期的赤い実は揃わないとのことで、
アマランサスというブドウの房のように垂れ下がった花を
詰め込んで、なんとか代用した。
あまりに地味なので、水中にキラキラしたグリーンの
アクリルの石を敷き詰めて鮮やかさを増した。
イメージどおりにはいかないこともありつつなんとか、
本番に臨んだ。
お弟子さんを連れた先生らしき方に、
自分の作品だけに必死になっていたためか、
花器そのものが左右の作品に比べ奥に入って
いることを指摘された、花器と剣山を少し前に
出してみると、直立したフトイの影がくっきりと
壁に現れ、なるほど違うなと関心した。
その先生はテレビ番組の背景の花を担当されているそうで、
照明の位置をうるさく指摘されるそうだ。
花展当日、私の作品の前で白髪の年配男性と若い女性が、
並んでなにやらしゃべっている、親子だろうか.......
撮影するフリしてそっと後ろに近づいて
聞き耳を立てようとしたら、女性が一言喋ったと思うと、
男性が大声で笑い出した......。
何かに似てると言われたのか?よくないと言われたのか?
気になる気になる気になるけど、気にしないことにした。
そんなこんなで無事終了。
0 件のコメント:
コメントを投稿