名古屋では絞りで有名な有松の町並みを
花で飾ろうという企画に参加し、今日終了した。
自分の花は有松絞り老舗の邸宅内、蔵の中に飾らせてもらった。
大変味のある邸宅で和の要素を含んだ洋間や
茶室から見える手入れの行き届いた庭、水琴窟もあり、
家を見るだけでも価値がある。
和のイメージしかわかなかったので、花はシンプルな
椿、自宅にあったユズ、コットン、水引、着色木を生け、
雪を表現するために渦状に彫りのあるお盆に白い砂を
溝に沿わせて撒き、意図的に花びらを落とす、
ウィンドウディスプレイに使用する雪スプレーで
葉や花に雪を降らせることも検討したが、
折角の艶のある青青した椿の葉の色を隠してしまうのは、
逆効果かと却下した。
お盆を置く台より上に壁の横に渡る木が作品を邪魔するため、
自作の掛け軸を飾った。
ちょうど、いい位置に椿が咲いたので、
持ち込んだところ、注意して運んだつもりが、
花を自宅に落としてしまった、まだ青い蕾さえ落ちてしまう。
結局、意図した位置に花を配置することが出来なかったのが、
やや不本意、ただ大変いい経験をさせていただいた。
12月の寒い時期なので止む終えないが、
有松自体の活気がもう少し出ればと思うが、
昔ながらの町並みも維持して欲しいとも思う。
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