ここのところ、東京青山の草月会館に行くことがあるが、
ふと手前の公園に引き込まれるように足が向いた。
草月会館やフランス大使館の近代的な建造物に挟まれる
ようにたたずんでおり、砂場が手前にあるので、単なる公園か
と思いきや、奥に進むと、森に迷い込んだような木々に覆われ、
都会ではなかなかお目にかかれない大木や石像もあって
不思議な異空間だ。
植物に名札が丁寧にかけてあって更に読み進むと、
銅像がある、誰かなと思ったら、高橋是清とある!
高橋是清邸跡にできた公園だった。
やや強引だが、縁を感じてしまった。
母方の祖父の従兄弟の父に岡田啓介がいる。
当時の岡田啓介首相と高橋是清大蔵大臣は
いずれも226事件の標的になり、
岡田啓介は難を逃れ、高橋是清は凶弾に倒れる。
この地で命を落としたかと思うと、新緑に包まれ
昼食とるサラリーマンの中で感慨にふけってしまった。
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