昨年9月に日記で書いた
拾ってきた流木(写真①の左下)。
台風で流されたものだけに、
木目の奥まで、砂が入り込んでいて
小石もめり込んでいる状態だったので、
しばらく風雨に晒してから、
鉄ブラシで何度もかき出して、
柿渋も何度か塗ってようやく
それらしくなってきた。
木目にそって金色をわずかに入れて完成。
この4月13~16日の花展で、
ようやく使ってみることにした。
数カ所空いた穴から手を突っ込んで木から
花々が芽吹いてきたように
生けてみたがどうだろうか?(写真②)
生け終わって見ると、
これは何の木でどこの部分なのか、
どこで命を育んでいたのだろう
という思いに耽った。
台風によって流れ流され、
土木事業所で拾われて、
変人のオッサンにもらわれて、
色を塗られて、今、デパートの
催事場でスポットライトを浴びている。
どこかで花や葉を付けていた頃、
デパートに飾られるなんて
想像していなかっただろうと思うと
なんだか運命というのは面白い。
こういうのも運命の出会いというのだろうか?
コイツ、喜んでいるだろうか?
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