神戸の叔父が7日、死去した。
頭脳明晰で、名門高校大学を卒業し、エリート街道を進んできた叔父だったが、
若い頃から病気がちで、何度も手術を繰り返してきた。
痩せギスであまりに小食でこれで生きていけるのだろうかと心配するほどだったが、
70代まで暮らすことができた。
同様に病弱の叔母から葬儀が終わったと連絡があった。
人脈も広く、通常の葬儀であれば参列者が多数になることが予想されるが、
仲がいい私の父である兄にも参列を断って家族葬で行われた。
人知れず、去っていきたいと胃がんであることも、誰にも伝えていなかった
ようだ、認知症も発症しており、今の姿を見られたくないと考えることは、
入院歴の長かった自分も痛い程よくわかる心情だ。
私の両親は尊厳死協会に加入しており、母からも絶対、
家族葬にしてねと強く言われている。
昨今、家族葬を希望する人が増えているという。
通常の葬儀費用が何故こんなにもかかるのかと言い出しにくいものが、
疑問の声に対応し出した業者が増えたようで、
家族葬をうたったチラシを目にすることが多くなった。
家族葬が増えたのは、費用だけの問題だろうか?
残った家族、知人に負担をかけたくない、静かに行きたい、
経済的な理由などは、昔からあったはず。
義理や付き合いから離れて、形式にこだわらず、合理的になってきたからなのか、
親戚や友人とのつながりが希薄になってきているからなのだろうか。
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