2011年4月28日木曜日

日月山水図屏風 ご当選!










WOWOWから荷物が届いた。

何も買ってないのに...と荷を解く途中で気づいた。
WOWOWで以前「ノンフィクションW 美術のゲノム」
という番組を見たことを。

大阪・天野山金剛寺所蔵の日月山水図屏風が、
白州正子を始め、美術ファンを魅了しているという。
この屏風の色をデジタルで当時の色に復元しようという番組。
春夏秋冬と太陽と月が同時に描かれた2枚の屏風は、
鮮やかというより、かなり派手な色に再現されたが、
当時の薄暗い室内では程よい色に見える、
今は色あせてしまった絵画や彫刻なども
当時はかなり色鮮やかだったのかもしれない。
色あせたに美術品も味わいがあっていいものだが。
その復元前の屏風のレプリカプレゼントに
応募したのを忘れていた。

何名様だったかも忘れたが、
これはいよいよツキが巡って来たか!
などと思いつつ、早速飾ろうとしたが、
狭い雑然とした部屋には、
置き場所がない.....ひとしきり眺めて箱にしまう....計画性なし。

2011年4月26日火曜日

被災地にヒマワリ

今朝の朝刊一面に
僧侶で作家の玄侑宗久氏のコメントが記載されていた。
震災復興構想会議のメンバーでもある玄侑宗久氏だが、
あるアンケートを紹介している。

「仮設住宅ができたら申し込みますか?」という問いに、
25%が申し込まないと答え、
31%がこのまま避難所にいたいと
答えたという。

なに不自由なく生活している人間には、
実感しにくい結果だが、
身寄りのなくなったお年寄りなどは、
かえって孤独になり、すべて失ってしまった方には、
光熱費などがかかることも問題とのことだが、
なにより、避難所で同じ不安を抱えながら暮らす人たちの
間に新しいコミュニティーができ、精神的な支えになって
いることが大きい要因とのこと。

花作り農家の檀家さんからある提案があったという。
被災した農地にヒマワリと菜種を植えたいというもの。

スリーマイル島では汚染された土地にヒマワリが植えられ、
チェルノブイリでは菜種が植えられた。
ヒマワリと菜種には、放射能物質を吸収する除染能力が
あるという実験データがあるためとのこと。
育てて収穫する雇用が生まれ、
なにより復興のシンボルになり、咲き乱れる
ヒマワリや菜の花を見に来る人が増えるかもしれない
ということだ。

年々歳々花相似たり
歳々年々人同じからず

初唐の詩人 劉廷芝の詩の一節とのこと。

なぜコンビニが24時間開いていなくてはいけないのか、
なぜビニールハウスに暖房をかけてまで正月にイチゴを
食べなくてはいけないのか。
自然に逆らうためにたくさんの電気を消費してきたことへの
警告ではないかとも語っています。

100%丸写し日記でした.....。

2011年4月20日水曜日

オール愛知いけばな展































複数の流派が集まって
開催される生け花展、
「オール愛知いけばな展」が
明日、20日から開催される。
所属する流派から前後期あわせて
6人しか出展できないのに、何故か
ペーペーの私に出展の依頼が回って来た。
そこで、以前骨董市で購入した流木を
使用することにした。
鳥の巣をイメージしたワイルドな作品を
思い描いていたが、花材も思うように揃わず、
鳥の巣の創作物も止めて、花器も換えて、
教室から借りたものを使った。
2転3転した結果というのは、納得できないことが多い。
唯一、どうしても使いたかったモッコウバラは、
数日前から咲き始め、蕾が多いもののなんとか
使うことができた。
会場は名古屋松坂屋南館、美術館の上の階で
比較的新しく、スポットライトなど照明設備も
充実しており、この前に行われていた他流派の花展も
照明、空間が上手く生かされていた。

スポットライトが当てられることで、
アラがよく見える......こういう会場では高さのない作品は、
目立たないことも痛感した。
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その後、モッコウバラをハナミズキと
キウイツルに変更したものが2枚目の写真。

2011年4月17日日曜日

たまごかけごはん風おにぎり















短時間で腹ごしらえしようと、
ふらっと入ったコンビニで
気になる商品を発見!

「たまごかけごはん風おにぎり」

うーん、どういう構造になっているのか???
新しもん好きの本性のままに購入、
ごはんにたまごとしょうゆをまぶして
おにぎりにしてあるのだろうと推測、
固めるのが難しいのではないかと思いつつ、
食らいつくと、なんと黄色いたまごがトロ~リ、
トロ~リ好きにはたまらん!
ちゃんとたまごかけごはんになっとる!

どうやら、他のコンビニにもあるらしい。
恐るべし、コンビニの技術力!

2011年4月16日土曜日

疑陽性

以前、腎臓結石で手術を受けてから泌尿器科に通っているが、
尿検査で”疑陽性”になった。

字のごとく、陽性の疑いがあるということで、
陽性になれば、ガンですということのようだ。
まずは膀胱鏡検査行うことになった。

検査室に入ると、壁を向いてイスが設置してあり、
右側にはカーテンがさがっている、
その向こうに看護士さんがいるようで話しかけられる。
イスは太ももを左右別々に支えるようになっている。
下半身をはだけて、看護士さんの「移動しますよ〜」の
言葉とともにイスが上昇し、
カーテン側に回転しつつ、そっくりかえりつつ、股が開いていく。
同時にお尻の支え部分が外れていく。
推測だが、以前お尻と尿管を締める括約筋は
繋がっていると聞いたことがあるので、
お尻を締めると尿管も締まってしまう
お尻に力が入らないように
なっているのではないかと思った。

最終的には、高い位置で股を開いて
カーテンからむき出しの下半身だけを
突き出しているかなり恥ずかしい格好になるが、
恥ずかしがっている余裕はない。
事前にネットで調べていたが、
尿管に差し込むカメラは、固いものと柔らかいものがあって
柔らかいものに切り換わりつつあるが、
固いものは激痛が伴うとのこと.....
大学病院なので柔らかいものに換わっているだろうと
思いつつも、検査前の説明時に
「柔らかいヤツですか?」と看護士さんに確認、
「柔らかいですよ」と確約を得ていたものの、
どうも身構えてしまう。
事前に麻酔のゼリーを入れていたが、
「オシモからカメラ入れますね」との声とともに
カメラ挿入時には緊張が走り、汗ばむ。
「力入ってますね、力抜いてくださ〜い」の声。
意外にも挿入時も抜き取り時も
いつ抜き差ししたのかよくわからないほどだった。

結果はシロ、
翌月のCTでも腎臓にやや大きめ石が2つあるだけで、
腎臓、尿管、前立腺に問題はなかった。

別の内科の先生に伺うところによると、
疑陽性と言ってもステージによって
判断が違うが、膀胱鏡検査を行うということはそれなりに
高いステージであると考えられる。
膀胱に問題なければ、ほとんどシロの
可能性が高いが、尿管に石が溜まっている場合、
石に妨げられた分の尿が、
流れずに滞留し続けるとガン化する可能性があり、
そこまで調べず後になって
ガンが発覚すると手落ちを指摘されかねないので
念のためにCTをやるのだろうとのことだった。

ガンかもしれん...と覚悟していたが、ホッとした。
まだ生き続ける意味があるのかもしれない。

2011年4月13日水曜日

またも無念の母の涙ー「闇サイト」殺人

以前も日記に書いたが、
どうしても許せない事件がある。

名古屋「闇サイト」殺人事件。

12日、名古屋高裁は、
死刑判決を受けて控訴を取り下げ死刑が
確定した一人を除く、二人に無期の判決を
いい渡しした。
一人は一審で死刑判決を受けたが、裁判長の

「利欲目的のみで何の落ち度もない被害者を殺害した
 残虐な犯行で社会的影響も大きいが、
 死刑選択がやむを得ないほど悪質とは言えない。
 ネットを通じて知り合った素性を知らない者同士の犯行は、
 意思疎通の不十分さから失敗に終わりやすく、
 メールの履歴などで発覚が困難とも考えがたい。
 他の強盗殺人などと比べて過度に強調するのは相当ではない」

との理由で1審判決を破棄した。

もう一人は、自首したことが考慮され無期となった。

上記の裁判長の判決理由がよくわからない。
失敗に終わりやすいかどうかの問題ではなく、
判決によって事件防止になるかどうかの問題。
闇サイトの規制が難しいことも理解できていない。

結婚をひかえて、ただ道を歩いていただけの罪のない女性を
金銭目的で誘拐し、命乞いする被害者にビニールを被せ、
殴り殺し、母親に誠意ある謝罪をすることもしない人間たちに、
“矯正可能性もある”とは、信じがたい認識だ。

母娘二人で暮らしてきて娘の成長を楽しみにして
いた母親の気持ちを思うと胸が張り裂けそうになる。

事件は、自分の近隣で起こったこともあり、
母親が呼びかけている加害者全員死刑嘆願署名を集め、
直接母親に励ましと加害者への怒りのメールを送ったことがある。
その後、丁寧な返信をいただいたこともあって、
判決に注目しているが、またも無念の涙を会見で
見ることになった。

2007年から戦い続けているが、少しでも事件から
離れ、ご自分の人生を送って欲しい気持ちもあるが、
何年経っても悲しみと怒りから逃れる日は来ないのかも
しれない。

2011年4月9日土曜日

スタッフ・ベンダ・ビリリ

NHKの「たけしアートビート」という番組で
存在を知った“スタッフ・ベンダ・ビリリ”。

カンヌ映画祭でドキュメンタリー映画が上映され、
北野武氏も存在を知ったというコンゴのバンドだが、
車いすで歌って踊り、ギター以外は空き缶にアームを
つけ弦を張ったものや、箱をたたく打楽器などで
演奏するが、悲壮感はなく、そのエネルギーに驚く。

音楽的にも稚拙ではなく、歌詞も深い。
「トンカラ」という曲の歌詞はこうだ。
ちなみに「トンカラ」とは段ボールのこと。

“人間に「再起不能」なんてことは絶対ない
 お前にもチャンスが予告なしに訪れる可能性もある
 人生に「遅すぎる」なんてことは絶対ない
 いつの日かオレもひと花咲かせるから”

段ボールにくるまって寝ていた生活から
マットレスを買うことが出来る様になったという内容だ。
貧困と障害の中から絞り出された音楽に心打たれる。

ちなみにバンド名“ベンダビリリ”とは、
“外見をはぎ取れ、内面を見よ”

中年高所恐怖症




















愛知県美術館に「カンディンスキーと青騎士展」を
見てきた。
名古屋市美術館で盛況のゴッホ展開催中の時期に。



あの抽象画を期待して見に行ったが、
属していた
グループ「青騎士」メンバーの作品が多く、

カンディンスキーの作品も抽象画を書き始める前の
作品も多かったので、
やや残念だった。



それよりも常時展示作品の方が、
遥かに面白かった。

藪野 健氏の「登場人物たちの日」は、

濃い青空が目に飛び込み、その下に描かれた架空の都市が、
印象的だった。


古い木製のドアをキャンバスに埋め込んだ

山本直彰氏の「DOOR RN-3」もインパクトがあった。
一通り見終わって10階の吹き抜けに出ると、

一階まで下がっているオブジェを発見し思わず、

手すりから下を見下ろすと、足というより腰がすくんでしまった。

多少、高所が苦手かも程度の自覚はあったが、

ここまですくむとは......年を重ねて恐怖症が悪化した
ような気がする。
そうゆうものなのだろうか?

すくんだまま、すごすごとエスカレーターで降りたが、

早く降りようとエレベーターに切り替えると、

ガラス張りスケルトンのエレベーター....ドア側を見つめた
まま、
一階に到着した。

2011年4月4日月曜日

春の贅沢/初かつを

春になると、どうしても食べたくなる
名菓「初かつを」。
名古屋はういろうが有名だが、
蒸しているため、ういろうよりとろける様に柔らかく、
色はほんのりピンク色で、鰹のような縞模様が入っている。
味もほんのり甘く上品で繊細。
毎年2月〜5月の期間限定商品で、
生前、神戸の食通の祖父が名古屋に来るたびに
買って帰っていくほどで、春に食べることが、
習慣化してしまい、ややお高めだが、
無理しても食すことにしている。
安価で類似品もあるようだが、
どうも美濃忠以外のものは食べる気がしない。
今年もなんとか食べられることに感謝。