以前、腎臓結石で手術を受けてから泌尿器科に通っているが、
尿検査で”疑陽性”になった。
字のごとく、陽性の疑いがあるということで、
陽性になれば、ガンですということのようだ。
まずは膀胱鏡検査行うことになった。
検査室に入ると、壁を向いてイスが設置してあり、
右側にはカーテンがさがっている、
その向こうに看護士さんがいるようで話しかけられる。
イスは太ももを左右別々に支えるようになっている。
下半身をはだけて、看護士さんの「移動しますよ〜」の
言葉とともにイスが上昇し、
カーテン側に回転しつつ、そっくりかえりつつ、股が開いていく。
同時にお尻の支え部分が外れていく。
推測だが、以前お尻と尿管を締める括約筋は
繋がっていると聞いたことがあるので、
お尻を締めると尿管も締まってしまう
お尻に力が入らないように
なっているのではないかと思った。
最終的には、高い位置で股を開いて
カーテンからむき出しの下半身だけを
突き出しているかなり恥ずかしい格好になるが、
恥ずかしがっている余裕はない。
事前にネットで調べていたが、
尿管に差し込むカメラは、固いものと柔らかいものがあって
柔らかいものに切り換わりつつあるが、
固いものは激痛が伴うとのこと.....
大学病院なので柔らかいものに換わっているだろうと
思いつつも、検査前の説明時に
「柔らかいヤツですか?」と看護士さんに確認、
「柔らかいですよ」と確約を得ていたものの、
どうも身構えてしまう。
事前に麻酔のゼリーを入れていたが、
「オシモからカメラ入れますね」との声とともに
カメラ挿入時には緊張が走り、汗ばむ。
「力入ってますね、力抜いてくださ〜い」の声。
意外にも挿入時も抜き取り時も
いつ抜き差ししたのかよくわからないほどだった。
結果はシロ、
翌月のCTでも腎臓にやや大きめ石が2つあるだけで、
腎臓、尿管、前立腺に問題はなかった。
別の内科の先生に伺うところによると、
疑陽性と言ってもステージによって
判断が違うが、膀胱鏡検査を行うということはそれなりに
高いステージであると考えられる。
膀胱に問題なければ、ほとんどシロの
可能性が高いが、尿管に石が溜まっている場合、
石に妨げられた分の尿が、
流れずに滞留し続けるとガン化する可能性があり、
そこまで調べず後になって
ガンが発覚すると手落ちを指摘されかねないので
念のためにCTをやるのだろうとのことだった。
ガンかもしれん...と覚悟していたが、ホッとした。
まだ生き続ける意味があるのかもしれない。
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