NHKの「たけしアートビート」という番組で
存在を知った“スタッフ・ベンダ・ビリリ”。
カンヌ映画祭でドキュメンタリー映画が上映され、
北野武氏も存在を知ったというコンゴのバンドだが、
車いすで歌って踊り、ギター以外は空き缶にアームを
つけ弦を張ったものや、箱をたたく打楽器などで
演奏するが、悲壮感はなく、そのエネルギーに驚く。
音楽的にも稚拙ではなく、歌詞も深い。
「トンカラ」という曲の歌詞はこうだ。
ちなみに「トンカラ」とは段ボールのこと。
“人間に「再起不能」なんてことは絶対ない
お前にもチャンスが予告なしに訪れる可能性もある
人生に「遅すぎる」なんてことは絶対ない
いつの日かオレもひと花咲かせるから”
段ボールにくるまって寝ていた生活から
マットレスを買うことが出来る様になったという内容だ。
貧困と障害の中から絞り出された音楽に心打たれる。
ちなみにバンド名“ベンダビリリ”とは、
“外見をはぎ取れ、内面を見よ”
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